腰鼓“KURETSUZUMI”〜編木“BINZASARA”
〜銅拍子“DOHBYOSHI”
楽器を奏でながら躍る、古来の田楽のスタイルをひときわ華やかに再現するシーンです。大陸から伝わった大太鼓の原型である腰鼓(くれつづみ)を打つ2人、田楽固有の楽器である編木(びんざさら)を鳴らす2人というように、シンメトリックなスタイルで弾むように躍りながら楽器を奏でます。銅拍子(どうびょうし)の4人は、銅製の小さなシンバル状の打楽器を擦り合わせるように鳴らしながら躍ります。
放下芸“HOHKAGEI”〜軽業“KARUWAZA”
〜高足“TAKAASHI”〜散楽“SANGAKU”
夜の闇をバックに、冷たい光を放つ小刀がきらめき、赤々と燃える松明(たいまつ)の炎が飛び交うジャグリングは、京劇から学んだ大道芸。バック転や宙返り、前転、側転の連続技は軽業師の真骨頂です。
音楽はジャズのインプロビゼーション(即興)にのっとり、太鼓の力強いリズムをベースに能管の美しい旋律が場を盛り上げます。3メートルもの高い位置で演技する「高足」は、食べ物の田楽の由来となったもの。「散楽」は曲芸・奇術・歌舞などを主体とする大衆芸能で、なかでも重い陶製のかめを放り上げ、額に受けて回転させるスリル満点の芸を披露します。
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