画図百鬼夜行 風之巻
(国立国会図書館所蔵)
解説
石燕の画では、長い髪をした獅子舞のような顔をした妖怪に 描かれています。いつもは鳥居や古寺の山門に棲んでいて、 神社や寺に落書きしたり悪戯したりすると、鳥居からどすんと 落ちてきたり、襟首をつかんだりして戒めるそうです。
昔は山の神が祀られているような聖なる山に棲んでいたようで、 「山おとろし」という妖怪が剣山に棲んでいたそうです。