解説 |
化け猫にも二種類あって、死んだ猫が祟るものと、年を経た飼い
猫が妖怪になるものがあります。年を経た猫が変化した妖怪が
「猫股」で、一説では10〜30年で妖怪化するとのことです。
猫股に変化する兆候としては、行燈の油などを舌をだしてなめる、
尾の先が分かれて二股になる、人影の無いとき自分で囲炉裏や火
鉢の火をおこす(百鬼徒然袋、
五徳猫)、などが
あります。
人を食い殺して、老母に化けていたという話や、人の死体を飛び
越えるとその死体が動き出すといった話が残っています。香川県
では、小豆飯に魚をのせて、赤手拭いをかぶせて、もう暇をやる
から出て行けというと、おとなしく去っていくということです。
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