百鬼徒然袋 巻之中
(国立国会図書館所蔵)
石燕曰く
膝の口をのぶかにいさせてあぶみを越しておりたたんとすれども、なんぎの 手なればと、おなじくうたふと、夢心におぼへぬ。
解説
馬の鞍に関する発想は前の
鞍野郎
ともに「徒然草」第百八十六段の 「次に轡・鞍の具にあやふきことやあると見て、・・・」からでしょうか。
鐙は馬に乗るときに使用する道具で、両足を安定させるために使用します。 馬上で活動するには重要な役割をします。