1968/3/12生 O 型
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職業:会社員
好きな食べ物:サンジェルマンのあずきワッフル
趣味(能以外):スキー、なぎなた、横笛
とは行っても、八方尾根の兎平では、滑るたびに雪と一体になって(?)瀕死の雪兎になっています。
ただ最近はスキーに行く回数が減ってお能を観に行く機会が多くなりました。週末はゲレンデでね・・・ではなく、週末は能楽堂でね、という感じですね。
見かけによらず、体力とか精神力が必要なところは、能に通じるものがあるかもしれません。能に源氏物語を題材にした「夕顔」とか「半蔀」という曲がありますが、横笛にも「夕顔」という曲があって、今の一番のお気に入りです。
勿論それだけではなくて、集中すればするほど不思議な力が空間に漂っているような感じがして、それが何ともいえない魅力があるのです(そういうのを「気の力」というのでしょうか?)。
言葉ではうまく説明できないのですが、能を見ていると緊張感の中にも少しなつかしいような不思議な心地よさを感じます。
それが能楽堂の独特な舞台構造のせいなのか(私はいつも能楽堂って神社と雰囲気が似ているなーと思うのですが)、他の演劇と全く違う能の様式に秘密があるのか、それとも演者の方のひとりひとりのエネルギーのせいなのか、何だかわからないけれども、その心地よさと、洗練された美しさに魅かれて、何度か能楽堂に足を運んでいます。
能は動きが少なくて、わかりにくくて退屈なものだという先入観を持っている人が多いようですが、登場人物の気持ちとか思いが目に見えない力のようなものになって伝わってくると、本当に嬉しいというか、すばらしいと思います。
物質的に何もかも満たされている現代において、リアルな舞台装置や大道具ではなく、自分のイマジネーションによって、自分の好きなように物語の中に入っていける能は、かえって新鮮に感じられるのではないでしょうか。
能は硬くて敷居が高いちおうイメージがあるようですが、私のようなフツーのOLが観に行ってますし、学生の方もいますし、全然そんなことないと思いますよ。