[イルカ・クジラについて]

思いやりの心

 またイルカ・クジラ情報で、おたよりします。
 北日本新聞朝刊(5/22)の記事です。"富山の海岸にイルカが打ち上げられていた"、というShokingな記事です。

<風車>
 21日午後3時ごろ、氷見市役所に「島尾海岸にイルカが打ち上げられている。多分死んでいるらしい」と連絡があり、「もし生きているなら助けなければ」と市水産漁港課職員の3人が出動した。
 島尾海岸の砂浜に通報者らしい人影がなく、当初は「誤報かもしれない」「生きて海に戻ったのでは?」と話していたが、海岸を一帯を探したところ、砂浜でイルカが死んでいるのが見つかった。
 イルカは全長約2メートルで、腹に血がにじみ死後数日たったと思われる哀れな姿。職員らは「死んでから打ち上げられたのだろう」と話し、島尾観光協会の人たちの協力で砂浜に埋め、懇ろに弔った。

 ケガでもしてしまったのでしょうか? 想像しただけで胸が痛む思いです。
 ただこの記事を読んでいて「もし生きていたら・‥」と活動し、そして砂浜に弔ってくれた人たちの気持ちにとても嬉しい思いでいます。
 もし私が、このイルカの立場だったら、自分の哀れな姿をさらしてほしくない。
 砂に還ったイルカにかわって”ありがとう”を伝えたい。
 こんな小さな記事でなんて、と思われるかもしれませんが、なんか心に打たれるものがあったんで、おたよりしました。(B-0388/菅谷智代さん)

◆交通事故にあったネコを助けたことがあります。
 そのネコは足を失い、それから長くはなかったのだけれど、今でも足元にすりよってくる姿は忘れられません。
 このイルカはどうしてケガをしてしまったのでしょう? 人間のせいだったら?
 とてもつらい・‥。おたよりを読んでイルカの痛々しい姿を想像する反面、助けようと活動して下さった方の心に嬉しい気持ち。
 気持ちって本当に大切。そしてそれによって行動していくことはもっと大切なんですね。(編集部/小林美和)


こんな記事を読みました!

<月刊 スパ!より>
 北海道室蘭沖で、イルカのウオッチング船とイルカ漁船がはち合わせした。ウオッチング船を出していた「噴火湾海洋動物観察協会」は”行政が考えてくれれば”と、「突きん棒」という漁の様子を撮ったビデオを公開した。岩手県の漁船で、「必要最低限にとどめるには1頭ずつ捕るこの方法が1番」(岩手県魚政課)という。漁で生計をたてている漁師の生活もある訳で、「非常にデリケートな問題」(北海道連合海区漁業調整委員会)となってしまった。
 なんとイルカ漁というのは、電気モリで1頭ずつ突く「突きん棒」と言われる漁法だといいます。ちょっと残酷な気もするが、網を使って大量に取るよりはいいのかと思いました。
 ウオッチングに来た人にとっては、気の毒だったが、漁師の人達も、それで生計をたてているので、いちがいに責めるわけにもいかないと思います。イルカ漁(、ウォッチング)が、良い、悪い(する、しない)というのは、非常に微妙なところで、それで生活している側と、そうでない側で、考えや意見がだいぶ違ってくると思います。これは、アイサーチのリサーチポッドも十分に意識していなければいけないところで、いくら”イルカ(自然)と人間とのよりよい関係のため”といって調査を行っても、現地で生活している人達の考えや意見も大切にしていかなければならないと思います。
 お互い協力し合って、良い関係が、築けたらいいと思います。(御蔵島リサーチポッド/小倉勝弘さん)

◆「突きん棒」というイルカの漁法があるところが、やっぱりクジラをタンパク源にしていた日本らしいですね。とはいえ、感情論と現実との葛藤はありますね。リサーチ、ウオッチングもそうですけれど、私はどちらかというと水族館を思い浮かべてしまいました。イルカは見たいけれど、そのイルカの環境の事を考えると・‥、とても複雑な心境です。とかく、物事を自分の立場でしか見なくなりがちですよね。”相手の立場に立って考えること”から、共生につながっていくのではないでしょうか?(編集部/水上さよ子)


バハマに行ってきました!

 皆さん、こんにちは。
 6/1〜6/7 の日程で2度目のバハマへ行ってきました。
 今年のバハマは、ちょっとお天気に恵まれず、案外寒い思いもしましたが、それでもイルカ君達はベビーを連れて、やってきてくれました。
 初日、海が大荒れで、風速25マイルの中4時間の航海で、ただでさえ船に弱い私は、当然のことながらひどく酔ってしまいました(梅干しは本当に、船酔いに良く効きました!!! 食べた途端に、すーっと楽になりました)。その日は海には出ず、バハマのフリーポートで1泊しました。
 3日目に、ある体験をしました。毎度言われていることですが、頭では理解しているものの、いるかを見た途端、キャーっと追ってしまうのが人情というもので、その朝もいるか達が来ているということで、2番目に海に飛び込んでいきました(いるか達が遊んでくれるかどうか、最初にまず2人位が試しに海に入って様子をうかがいます)。夢中で泳いでいたら、ふと「あっ、私追っかけちゃってる」って気がついたんですよ。
 で「いけない、いけない」と思って、いるかの後ろ姿を前方に見ながら「やめよう」って思い、止まった途端、私の前にいたいるかが、ピタッと止まったんです。私、その場で UP&DOWN を数回繰り返してみたところ、私の真横に2頭のいるかがやってきて私の遅い泳ぎに合わせてくれるように、ゆっく〜りとぴったりと寄り添って泳いでくれました。感動しました!!!
 今までは、参加しても”いるかと泳ぐ”というよりは、”いるかを見た”って感じでしたが、3回目のドルフィンスイムにして、初めて”泳いだ”って実感しました。
 4日目の夕方にも、15〜20頭ぐらいのバンドウイルカの群れがやってきて、何度も戻ってきては皆と遊んでくれました。波が相変わらず高い上に、視界も悪かったことから、(午前に2回ほど泳いでいた事もあって)その時は海に入らず、上のデッキから見学していました。上から見ていると、イルカ達はとってもゆっくりと泳いでくれているんですね。水中に実際入っていると、毎回、とても速く泳いで行ってしまうように感じるのですが、彼らが、彼らの意思で人間達と遊んでくれている事が、よ〜く、わかりました。
 上から見ているのも、なかなか面白いもんだと思いました。(B-0599/ 横井寿賀野さん)

◆前回のフリッパーは、恥ずかしながら 「声」 のお便りがとても寂しいものでした。そんな時に、このお便り!  しかもフリッパー宛に書かれたものです。今回はあえて、編集からお返事を書きません。誰が書いてもいいのです。という訳で、フリッパーを読んでいるどなたでも、横井さんへお便りを書いてください。来たお便りは、また、ここ「声」で取り上げていこうと思います。 遠くのメンバーから遠くのメンバーへ。「声」を皆さんの伝言板にしてください。
お便りの宛先は:アイサーチ・ジャパン  フリッパー「声」係 まで。(編集部/水上さよ子)


大方でのホエールウォッチングにて

 1月22日の農林経済(時事通信社)でホエールウオッチングに関する耳の痛い記事を目にしてしまいました。
 高知県の大方町沖のニタリクジラとホエールウオッチング船との遭遇率が低下してきているらしいのです。その原因はクジラがストレスを感じて、なんと!人間を避けている! というのです。東京水産大学の水口憲哉教授らの調査結果ですが、とてもショッキングなことです。
 その記事を要約しますが、夏休みで船が最も多い8月をみると述べ出航隻数は、約420隻(93年)から、約840隻(95年)と2倍に増加の一方、遭遇率は80%以上から70%と年々低下しているそうです。地元の船主会が船数の制限をしていないことが、クジラのストレスになっていると助教授は話しています。
 私もクジラさんと一度でいいからおもいっきり遊んでみたいと思い続けて6年にもなりますが、ブームのまっただなか今、「彼らに迷惑がかかるのでは・・・」と実行できずにいます。
 ホエールウオッチングのマナーが悪ければ、大方町に限らず、クジラ達は私たちの前に姿を現わさなくなるでしょう。「親しき仲にも礼儀あり」クジラの立場に立って、クジラと人の良い関係を皆で考えていきたいですね。(三重県/中戸 弘美さん)

◆世の中って人間中心に考えられていることがいっぱいありますよね。
 人も地球の生き物の一部であることをつい忘れがちになります。そんな時、海や山に出ていろいろな植物や野生動物に出会ったりすると、私達も他の生き物と一緒に生きていることをふと思い出させてくれます。でも皆がクジラを見たい見たいと海に押しかけたら、やっぱり人間の都合ばかりを考えたウオッチングになってしまいます。自分の居る場所の周りが急に人や車でいっぱいになると"騒音"と感じるように、クジラだって海が船だらけになったら"やかましー。"と思っているかもしれません。
 おそらくウオッチングを行なっている所ではどこでも、皆にクジラを見せてあげたいという気持ちと、あんまり人が多すぎちゃまずいんじゃないかなぁという気持ちと両方あって悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
 でも、船を出す側の人も、船に乗る側の人も、皆みんなイルカ・クジラが大好きという気持ちに変わりはないのです。私は先日、再び大方町を訪れましたが、出会った船主さんの中には、ふだんは漁師さんですが、素人ながらもガイドを努めて下さったり、町で行った"学鯨員養成講座"等の催しものに積極的な方もおられます。先日の御蔵島リサーチポッドの大方町報告でも述べたように大方の人々はこれからのクジラと人との関係を考えていくために、お客さんの意見、外側の人の声をどんどん聞いていこういう姿勢でいるのです。ですから今回のようなウオッチングに関する記事を読んだ人も、海でイルカ・クジラに会った人も、ちょっと心に引っ掛かることがあったなら、それをどんどん声に出してみてはいかがでしょう。
地元の人達とお話するのもいいですし、お手紙を出してみてもいいのでは?
 中戸さんのおっしゃるとおり、クジラの立場に立って、誰もが納得するウオッチングを皆でつくっていきたいですね。(御蔵島リサーチポッド/柴田久美)


水族館のシャチ

 今やイルカやクジラは大ブームとなり、たいていの水族館でショーなどが行われている。なかでも、黒々とした大きな体で、数々の芸をこなす”シャチ”は人々の目を奪う。現在シャチを飼育している水族館は数える程度しかなく、関東では鴨川シーワールドがよく知られている。しかし、私は偶然訪れた伊豆三津シーパラダイスであまりに悲惨なシャチの姿を見たのである。
 「雄、推定12歳、1995年11月19日、南フランスのニースより」と掲示されていた。天然の海を網で仕切ったプールには、背ビレがべたっと折れ曲がったシャチが呼吸をしながら浮かんでいた。壁に貼ってあったポスターの「海の王者シャチ登場」の言葉が空しく思えた。シャチの雄は非常に特徴的な長い背ビレをもっているが、飼育下ではそのほとんどが折れ曲がってしまうことが知られている。原因は明らかされていないが、本来広い海で暮らすものが狭い人工的な場所に閉じ込められることが、精神的にも肉体的にも影響を及ぼすことはないだろうということは、われわれ素人でも想像がつく。折れ曲がった背ビレの内側は炎症をおこしており、さらに腹部には輸送の際にベルトが食い込んだと思われる外傷があった。去年の夏、カナダで野生のシャチの姿に感動した私は、これがあのとき見たのと同じ動物とは思えなかった。
 現在、トレーニングをしながら体の傷が癒えるのを待っている状態で、看板には静養中と書いてあった。すでにトレーナーにはすっかり慣れている様子で、いくつかの芸もこなしていた。トレーニングを見ていると、トレーナーがこのシャチにどれだけの愛情を注いでいるかを感じることができ、彼らの間には信頼関係ができあがっているように見えた。しかし、だからといってこのシャチは幸せなのだろうか。
アザラシや大型のクジラまでも襲うと言われているシャチの大部分は実際は魚を主食としており、母子の強い絆をもつ社会性のある動物である。そして、広い海でくらしていることは言うまでもない。そのような動物が家族と離れ離れで狭いところで暮らし、人間の都合だけでたらい廻しにされ、痛々しい怪我まで負わされて何が幸せなのだろうか。
 映画「フリーウィリー」のモデルとなったシャチの”ケイコ”が、映画に感動した人々が創設した基金によって、野生に戻るためのリハビリを開始したというニュースを耳にした方も多いだろう。何事にも遅れをとっている日本では、環境保護や環境教育にもようやく目がむけられるようになった程度で、日本ならシャチの買い手はいくらでもつくという話をきいたことがある。経済大国となった日本で、なぜ大金をだしてまで不幸な鯨類を増やさなければならないのか。そのような不幸を見ることを我々は娯楽とし、そこに教育施設として認めていいのだろうか。これ以上不幸な鯨類を増やさないためにできることは何か。正直なところ、私にも分からない。しかし、私がこの目で見た事実を見逃すわけに行かないと思った。一人でも多くの人が、彼らのことを考えてくれるようになれば、何かが見えてくるだろう。何も考えず、人間が造り出した動物たちの姿を見るために水族館や動物園に行くことこそが、不幸な動物たちを増やしているのだということを忘れないでほしい。
 この一ヵ月後、私は再びこの水族館を訪れた。傷口から感染症をおこしてはいないだろうかと不安になったが、シャチの傷はほとんど癒え、彼は元気に泳ぎ回っていた。もちろんほっとしたが、彼が傷を負って水族館にやって来たという事実を知ることはなかっただろう。あちこちに広告に掲げ、現在愛称を募集中の彼がスターになる日はそう遠くはない。そして、今までバンドウイルカと共にショーをしていたオキゴンドウ2頭の姿が消えていたという新たな事実を皆さんはどう思うだろうか。(東京/秋田恵さん)

◆一度水族館で飼育されてしまったシャチやイルカをリリースするのは難しいと言われています。
 それはシャチやイルカには限らず全ての生き物に当てはまります。狭い水槽やおりの中にいる生き物達..
 そんな生き物の世話をしている人達、会いに行く人達、みんな生き物が好きな人達です。しかし、そんな人達は、本当に動物達の事を彼らの立場にたって考えたことがあるのかなと僕は考えます。皆が同じ地球に生きる動物達の事を真剣に想えば、人が進む方向が見えてくるのでは?(バック・トゥ・ネイチャー・ポッド/義間秀樹)


ホモ・デルフィナス!?

 初めまして、私は32才の主婦で1才の女の子の母でもあります。「イルカ」と意識しはじめたきっかけはイルカの声のテープを聞いた時からでした。
 妊娠中の私はいつもの美容室へ、そこの美容師さんが私に気をつかい、胎教にいいからとそのテープを流してくれたのでした。大変に不思議なことにそのイルカの声に反応するようにおなかの子が動いたり踊ったり(!?)しているのです。とっても喜んでいるように私には思えました。
 又、私自身もとてもリラックスでき妊娠中の身体の疲れがとれた様でした。とってもいい気持ちになりました。
 この間、初めて資料を送って頂き『No.38 FLIPPER』を読みました。若さにピチピチやる気もりもりって感じでした。今、私は子育て中で行動範囲がせまくなっていますがいつか娘と共にめいっぱい身体で参加したいと思います。よろしくおねがします。(新メンバーの方)

◆そのテープのイルカは何を話していたのでしょう。
 おなかの赤ちゃんは、イルカ語がわかったのかもしれませんね。
 私たちは人間語を覚える前,他の動物たちの心や植物たちのコミュニケーションを知ることができていたような気がしてなりません。そのテープのイルカは、赤ちゃんが喜ぶような、きっと楽しいお話をしていたのでしょうか? 命はどこからやってくるのでしょうか?
 赤ちゃんはそんなことも、まだあたりまえに知っているのかもしれません。子育ての中で行動範囲が狭くなっているとあなたは書いていますが、それもまたステキなこと!
 じっとしているから見えること、聞こえること、感じることがたくさんあるんじゃないですか?
 そんな体験をまたフリッパーに寄せてください。きっと地球とも仲良しになれているはずだから。(ライブラリー・チーム/稲垣和枝)


クジラとジェットフォイル

 またまたこりずにPiPiPi!です。
   これは'96 2/7 朝日新聞朝刊にのっていたものです。
 佐渡汽船とクジラの衝突は度々あってとても痛ましいshockな事件だとおもいます。佐渡汽船には私も乗ったことがありますがすごく早いスピードですよ。(ホント『おが丸』とはくらべものにならないくらい・・・)あんなのと衝突したらいくら大きなクジラでも死んじゃいますよ。今回クジラが嫌がる音を流す、ということでなんだか私はとても複雑な気分です。  確かにそれでクジラと船との衝突を防いでクジラの命を助けることになるかもしれないけれど・・・クジラに不快感を与えるのはちょっと・・・って感じがします。もっとクジラにも人間にもやさしい別な方法があったんじゃないかな、と感じます。
 これでは人間にだけやさしいよネ。
 ではまたPiPiPiお便りしますね。(B-0388/菅谷智代さん)

●クジラとの衝突回避へ −−新潟
'96 2/7 朝日新聞朝刊 〈第2富山〉

 時速80kmで航行する高速船ジェットフォイルとクジラの衝突を防ぐため、佐渡汽船(本社・新潟県両津市)は今春から、クジラが嫌がる音波を発する装置を搭載することになった。クジラに不快感を与え、接近を回避させる作戦だ。ジェットフォイル「すいせい」の水中翼部分に装置を取り付け、シャチの泣き声や鉄パイプをたたく音など数種類の音を流す。
 佐渡汽船では「反応は必ずしも一定したものではなく、反応を示さないこともあるそうで、まだ開発途中」としつつ、期待を寄せる。
 日本海には二十二種類のクジラが生息し、佐渡沖にはミンククジラやツチクジラ、オオギハクジラなど十四種類が回遊している。
 佐渡汽船のジェットフォイルやカーフェリーの船長が一昨年六月から八月にかけてクジラを二十七回、イルカを八回目撃しているという。

◆このお手紙を読んだ時、私も同じようなことを最近耳にしたのを思い出しました。それはフロリダに住むあの愛すべきマナティーの数が激減しているのだそうです。理由は、彼らの生活をしている環境が、人間の手でこわされていることもその1つなのですが、直接的原因はモーターボートのスクリューとの接触事故によって死傷することがかなり多いようです。そこで近くの電力発電所のプールで傷ついたマナティーを何頭か捕獲することになりました。という話なんですが、これって佐渡汽船の話と同じで、どちらも人間の都合を優先させていますよね。人間の方から彼らの住む世界に入り込んでいるのに、彼らの生活を破壊している事を私たちは自分の生活を楽しむ前にもっと自覚しなくてはいけないですよね。そして真剣に彼らにダメージをなるべく与えない方法や行動をとらなくてはいけないと思います。(ドルフィン・マインド・プロジェクト・ポッド/青木)


九州でできることを見つけて頑張りたい

 こんにちは、始めてお手紙を書きます。9月28日に、和歌山の太地町(ドルフィン・ベース)で、イルカと泳ぎました。昔からずーっとあこがれていたイルカにふれ、水中で目と目が合った時は、きっとほんの一瞬だったはずですが、本当に時間が止まったようでした。その時のことが、ずーっと忘れられません。
 フロリダのドルフィン・リサーチ・センターに行かれた方がいらっしゃったら、詳しく教えてください(前にフロリダに行かれた方の記事は載っていましたが...)。
 私は九州ですが、九州でできることを見つけて頑張りたいと思います。
 九州でも、もっともっとイベントが増えて欲しいと思います。(B−0661/田中郁子さん)

◆お手紙の紹介、遅くなってゴメンナサイ。田中さんからは昨年の10月におたよりを頂いてます。
 「永遠の一瞬」という言葉があるけれど、田中さんはきっとそれを体験されたのですね。(フロリダのドルフィン・リサーチセンターについては引用ですが、下に触れておきます)。私は逆に太地のドルフィン・ベースのことは全く知らなかったので教えて欲しいと思います。では距離にも負けずこれからもどんどん”アクセス”してくださいね。(編集部/水上さよ子)

☆ドルフィン・リサーチ・センター☆
 フロリダ・キーズというフロリダ半島の先に点在する島々の、中央よりやや、マイアミ寄りにグラッシー・キーがあります。ここにドルフィン・リサーチ・センターがあり、イルカの研究やトレーニングを行いながら、イルカのショーを見せて運営資金を提出してます。
 いろいろなコースがあり、
 などがあります。
 また、ドルフィン・ラブと呼ばれる、1週間泊り込みでイルカについて学んだり、プール内でスノーケリングを行ったり、イルカのトレーニングを練習したりするコースもあります。
(「イルカ・ウォッチング」平凡社(¥1,800)より引用)


イルカのミニー

 こんにちわ。
 昨日、久しぶりに水族館に行ったら、メスのイルカ、ミニーがいませんでした。
 子供を死産していらい、時々熱を出して具合が悪かったけれど、昨年の11月にとうとう亡くなったそうです。もう、ミニーのおなか、さすらせてもうらえないのかと思うと、たまらなくさみしい気持ちでした。帰り、空を見上げると、どんよりとした雨雲の隣に、イルかそっくりの雲がいくつか空に浮かんでいました。グレーの雲はジャンプしているように見えました。もしかしたらミニーが会いに来てくれたのかな...?(文・イラスト:B-0600/塚本朋子さん)

◆イルカを水族館で飼うこと...って本当どうなんでしょうかね。
 確かに今、水族館にいるイルカをリリースしても仕方がないし、水族館にいなければドルフィンウォッチングに皆が出かけて...? あるいは声高に「イルカを飼うな!」ということが正しく伝える事ではないということはわかる。でも、塚本さんのように眼直にそういったイルカたちを見ていれば「イルカを飼うこと」の矛盾に心を痛めるのは当然だと思います。
 一度、皆に聞いて見たい気がします。(編集部/稲垣誠二)

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