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Dolphin Talk

大切なことと一緒に生きる

　新緑がまぶしい季節となりました。野外に出る機会をふやしたいですね。
　先々月からこのドルフィントークは、うずまきワークショップの内容と連動しています。ワークショップに参加できなかった多くの皆さんと、その時の内容を共有したく思っています。
　先月のうずまきワークショップのテーマは、“大切なことを最優先させる”でした。と言っても、“最優先するべき大切なこと”を、私たちは普段の暮らしの中で十分意識しているでしょうか。まずは、私たち一人一人が自分にとっての“大切なこと”を自分の言葉で表現することから始めましょう。

　私たち自身に問いかけてみます。
　「“生き生きしている状態のあなた”はどんな感じですか？」
　以下のことを“目を閉じて”イメージを広げてみてください。
　「物事がうまく運び、生き生きしていて心地よい状態のあなたを思い浮かべてみてください。」
　そして、「生き生きとしているあなたの表情は？声は？そして回りの人達や環境はどんなですか？」
　さて、「そんなあなたでいられるために大切なことは何でしたか？」
　今、目を閉じることが難しい状況の方は、近いうちに是非、落ち着ける時間を作ってやってみてください。
　静かに目を閉じてみると、慌ただしく目まぐるしい時間から、リラックスした時間へと移行することができます。たった１分間でも気分を変えるのに大変役立ちます。そして、理屈抜きの“感覚”を味わうことも出来ます。
　自分が生き生きしているために“大切なこと”に出会った皆さんは、どうか日々、その“大切なこと”と一緒にいられるよう心掛けてみてください。大人になるとたくさんの言い訳が容易に見つかり、生き生きと光り輝いていない自分を正当化してしまいがちです。けれどもそのような状態で、物事がスムーズに進むはずがありません。
　特に何かのプロジェクトを始めるとき、皆さんが生き生きと活躍できるために“大切なこと”を最優先に状況設定をしてください。そして、物事がスムーズに進まないときには、その“大切なこと”と離れてしまっていないかをチェックしてみてください。
　私にとっての“大切なこと”は“安心していられる信頼関係”です。ですから、自分自身が“自分の中心”からずれてしまわないよう、一緒にいてくれる人との信頼関係を築くことをいつも大切に考えています。また逆に、うまく信頼関係を築けていないときは、自分の心の声や相手の人の心の声をうまく聞けていないということです。“大切なこと”は、実はいつも自分の内面にあるのです。ですから、意識さえすれば“大切なこと”といつも一緒にいることができます。
　平和で心豊かな生き方は、いますぐにでも始めることができるのです。（岩谷　孝子）　
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