愛知県立中村高等学校案内  

1 愛知県立中村高等学校は
 昭和28年(1953年)に開校されました。その後、学校群制度を経て、平成元年(1989年)から複合選抜制度が導入され、現在にいたっています。1学年10クラス、約1200名の高校です。名古屋市をはじめ尾張西部を中心に130余高の中学校から入学、生徒は校歌の一節「自主の庭ここにあり」の校風の下、日々勉学に、部活動、特別活動に取り組んでいます。

2 教育の目標は -- 堅いようですが、まず
 学校教育の目的は、教育基本法の定める通り、人格の完成をめざし、国家および社会の有為な形成者としての資質を育成するところにあります。中村高校ではこれらの法の精神に則り、さらに次のような人現像の育成を目指しています。
(1) みずから考え行動する人間
(2) つねに善さを求める人間
(3) 心身ともに健やかな人間
(4) 世界とともに生きる人間
         正門 下校風景  

3 指導の特色
(1) 教科の学習は--自学自習を基礎に  その学校の教育の骨格は「教育課程」によって決まります。中村高校では2年生までは全員が同じ教科内容を、同じ教科書で、しかも均等分けしたクラス編成のもとで学んでいます。これはすべての中村生に可能な限り高校卒にふさわしい、幅広い、しかも質の高い学力を身につけてもらいたいためです。そして、3年生になったら、文型、理型に別れ、大学入試科目をベースに全教科にわたってさまざまな選択ができるようにしています。

(2)進路の指導は -- 自己の将来はみずからの手で
 「生き方を考える」--何を自分の生き甲斐とするのか、何に価値を求め、社会とどうかかわり、どんな人生をおくりたいのか、「どんな進路を選ぶのか」を3年間の教科の学習やホームルーム、生徒会などの特別活動のつみ上げのなかで、身に付くようにしています。
 また「進路を考える」本校独自の、他校に類例の少ない、多様な企画が1年生と2年生で行われています。多くの生徒が啓発され、「考える」場となっています。

 だからといって現実のきびしさに目を背けているわけでは決してありません。
 現に教育課程も入試を十分考慮した内容となっており、実力考査も1年から実施、長期休業中には課題もしっかり課しています。
 また、一人ひとりの実力にあった進路決定も生徒の希望を尊重しつつ、担任の先生とじっくり話し合い決めています。

 いわばきびしい受験競争の時代をひたすら流れにのる教育ではなく、本来あるべき進路の選び方と高校での学問の追求の両立を達成しようとしているのです。ですから本当は生徒自身にとっては大変きびしい学校でもあるのです。

所在地 愛知県名古屋市中村区菊水町1丁目12番地5号 〒453
    電話番号 052-411-7760


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制作:愛知県立中村高等学校ホームページ作成チーム 1996年10月
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