1996年学校祭テーマ
創・想・so・爽
学校長挨拶
昨年の学校祭のサブテーマらしきものが、「学祭なければ 中村あらず」ではなかったかと記憶している。毎年9月の中旬に、4日間開催される中村高校生諸君の学祭にかける熱意と意気込みとはどんなものかと、心中大いに期待をしていた。私が感心したことは、ひとつは生徒自身の手で表現も運営も上手くこなしていたことである。二つは先生方の並々ならぬ努力と、生徒とともに深いところで一体となって指導・活動していたことであった。
「まつり」とは本来、平坦に思える「われわれの日常生活が折り目と秩序をもっていた」ことを意識する機会だと考えている。民俗学上では、それを「ハレとケ」と呼んでいる。ただ、「ハレとケとの対立は、現在ではほとんどなくなってきており、両者すでに混同してしまっていることも指摘されている。だが、かつてハレとケの対立あるいは区別がはっきりなされていた点を、まず確認しておく必要があろう。」(宮田登氏)という言葉の中に、学祭のねらいが語られているものと考えている。
学校祭と日常の学校生活の連携が有為に機能していくことによって、単なるお祭り騒ぎだけで終わらない健全なエネルギーと知性の発揮される場と機会であることを切に願う。
校長 小木曽 稔
生徒会長挨拶
素晴らしきかな、中村学校祭
普通に学校生活をしている私たちが、いつもとは違う一面を見せる。
それが学校祭だと思う。
初めあまりやる気のなかった人たちが、いつの間にか一生懸命になっていたり、いままで話したこともないような人と、これはどうしようかなんて、真剣に語っている。他学年の人なんて部活ぐらいでしか出会う機会がないのに、いつの間にか先輩や後輩ができている。
この短いとも思える4日間の成功を目指して、ブロックがクラスがいろんな人たちが一体化している。
なんてすごいことなんだろう・・・。
共通の目的をもって、みんな一丸となって、協力し作り上げていく。そして、それを終えた時に残るものは、これだけやったんだ、という充実感と幸福感。終わってしまったんだというちょっぴり寂しい気持ち。
そんな気持ちを中村のすべての人に味わってほしい・・・。
そして、そんな私たちをいろんな人達にわかってほしい・・・。
一生懸命やることのすばらしさを、夏の暑いときに汗だくになりながら、ペンキを顔や腕につけながらやった時の楽しさをみんな絶対知っているはず。
そんな一人一人の存在によって、できあがっている。だから・・・
素晴らしい学校祭になるんだ・・・。
生徒会長 福永真左美
学校祭パンフレットより
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