七か国語で話そう


〜民間クラブ・講演でPR〜


(1996年5月14日(火)讀賣新聞(24面:地域ニュース))


 多言語の自然習得をめざすグループ「ヒッポファミリークラブ」(本部・東京)が東広島で活動を始めるため、PRの講演会「七か国語で話そう」を同市西条西本町のサンスクエア東広島で開き、主婦ら約40人が参加した。同クラブは赤ん坊が言葉を覚えるようにテープを聞き、声に出して繰り返すことで外国語が自然に口に出てくるようにさせるのが狙い。家族で話し、週1度のクラブの催しに参加し、成果を披露し合う。
 県内では34カ所に活動拠点があり、520家族、1600人が参加しているという。東広島市は留学生も多く、国際化が進んでいるのに、クラブの活動拠点がないため、講演会を開いた。
 講演会では同クラブ西日本代表の神川孝紀さん(49)、邦子さん(42)夫婦が「これまで先生に単語や文法を教えてもらっていかにうまく自分で消化していくかが、語学上達の方法と思っていた。しかし、クラブに参加してから今まで音でしかなかったものが意味を持つ人間の言葉だということがわかった。」と語学は教えられるより自然に覚える方が良いと訴えた。  クラブは5月9日から毎週木曜日を中心に同スクエアで活動している。月会費は一家族一万円。希望者は広島市西区高須2-2-9の神川さん宅(082-274-8848)へ。


Shin-ichirou Hayashi (rin@ipc.hiroshima-u.ac.jp)