博多のミュージシャンは極端な性格の愛すべき人が多い。
なかでもヤマゼンにまつわる話は後を絶たない。
信じられないような非常識(?)の繰り返しの日常。
ヤマゼンの行動は、真実のまま、あるいは10倍に膨らんだ真実として語り継がれている。
あなたは、これを信じますか?
●自分の家の中の壁をナタで壊し、ワンフロアーにする。
●スプレーで道路いっぱいに絵を描く。
●頭髪、眉毛、体毛、すべて金髪に染め、外人になりきる。
●マクドナルドで隣席の女子高生の食べ残したハンバーガーを彼女たちの目の前で食べ、ヒンシュクをかう。
●50CCのバイクにシャトル(愛犬)を乗せ、山越え。犬が酔って吐く。
●真冬に、博多中洲の川で泳ぐ。
●大阪にツアーに行ったとき、喫茶店に10時間居座る。
●引き裂かれた彼女の自宅付近に潜伏。ドブの中に潜り、彼女の帰りを待つ。
●アメリカ大使館の前で、モデルガン所持、警察に取り押さえられる。
●軽自動車に5人で同乗中、車の中にヘビを連れ込みパニックとなる。
●高速道路で、隣の友人の車にロケット花火を打ち込み、助手席炎上。
●接触事故を起こした相手の車に乗って逃走。
●ヤクザと喧嘩。組長の車を叩き壊すが、反対に監禁され、200万円脅し取られる。
●愛車ボルボ・アマゾンで天神メインストリートを逆行。
●タクシーの運転手に腹をたて、タクシー会社相手に恐喝まがいのことをするが、相手にされず。
●銀行にて、行員の態度が悪いと暴れ、警察沙汰になる。そのとき、警官の足に噛み付いたため、2週間の留置。
●デパートの中をバイクで通行。
●プレイガイドのカウンターで寝る。
●バスの後ろにしがみつき無賃乗車。
●信号停止中のトラックの荷台に乗り込み、無許可ヒッチハイク。
●セックスピストルズと期を同じくし、いち早くパンクファッションを取り入れステージに立つが、時期早尚のため、受け入れられず。
●福岡大学のライブで、客に向かって石を投げる。
●「ジャンピング・ジャム(ライブ)」では体中にシェイビング・クリームを塗り付け、客に水をかける。
●プロモーションビデオ撮影のクライマックスシーンを天神で撮影中、停車中のバスの後ろにしがみつき、 びびるカメラマンを残し、大名方面にそのまま行ってしまった。
●CDレコーディング現場までの移動用に、観光バスを予約。帰りはひとりだけで乗って帰る。
●8月15日、友人の浅田氏(元シーナ&ザ・ロケット)の家に夜中に忍び込み、幽霊と間違えられる。
●貨物列車の燃料タンクにつかまり、大分から博多まで帰る。
●渡英前夜、博多中洲のスナックにてヤクザと喧嘩、灰皿で殴られ後頭部に怪我。4針を縫う傷を負いながら、翌日、イギリスに渡るが、所持金6,000円の上、パンク風の風貌で反抗的な態度のため、税関にて入国拒否。空港の監獄に 1週間入った後、傷が悪化。その後、強制送還。
●ヒースロー空港で、関税前にトイレに入り唾を吐き、イギリス人のお掃除おばさんに、ほうきで叩かれる。
●監獄で、イスラエル人と博多弁で喧嘩。
●自宅の家は土足で歩く。
●愛犬(シェパード)といっしょに風呂に入る。
●夏だというのに皮ジャンを着込んで、満員バスでギターを抱え歌う。
●スケアクロウのジーンハックマンを気取って、Tシャツ10枚重ね着。
●冬だというのにTシャツ1枚でうろつく。
●髪の毛を、金髪、レインボーカラー、スキンヘッド、モヒカン、ヨーロッパ・バチカン修行僧カット、カールルイスカット………。
●デビッド・ボウイに感化され、貧乏も手伝って、カーテンモールでパンタロンを作成し、繁華街・天神を徘徊する。
●競艇帰りの予想屋と間違えられる山善ファッション。
●アンチ社会派と一見誤解されがちなファッションだが、本人はあくまで自分を正当化する思い込みの激しさ。
●自分の車をキャンパスとみたて、ペインティングせずにはいられない。
●時代を逆行するかのようにフレアージーンズを10年以上愛用。今時代が山善に追いついた。