昨年に引き続き、本年も私たちの国モンゴルで第2回ラリーレイドモンゴルが行われることを大変うれしく思います。
ラリー開催の準備をされているSSER ORGANISATIONをはじめとする日本の企業や団体の皆様に厚く御礼を申し上げます。
モンゴルと日本の友好が、このラリーによって深められていくことを願っております。
そして全世界からたくさんの参加者が私たちの美しい国へお越しになることをお待ちしております。モンゴル国民はみんなで歓迎を致します。
すばらしいスポーツマンの皆様の検討をお祈りします。

P.オチルバト
ラリーレイドモンゴル大会名誉会長
モンゴル国大統領


1995年、私たちは多くの冒険者達と共にアジアのゴビ砂漠でのクロスカントリーラリーの開催を成し遂げることができました。主催する私たちの国、日本はこういったモータースポーツ文化の歴史も浅く、相当な困難が予想されましたが、多くの企業そして参加者が集い真のスポーツマンシップに満ちた闘いが行われたことは感動的でした。
さらに1996年、本体会より4輪・カミオン部門にも広げられ、新しい参加者を迎え入れることに大きな喜びを感じております。私たちを取り巻く社会環境、日本の経済環境はなお厳しい状況にはありますが、こうしたイベントを通じて両国の一層の交流がはかられること、そしてアジアの地にてクロスカントリーラリーが新しく芽生え、育って行くことを願っております。
どうか皆々様の熱い情熱とご支援をお願い申し上げます。

SSER ORGANISATION
代表 山田 徹




幾度と経験しておきながらも いまだに胸の締めつけられる瞬間がある。
それは茫漠たる大地に陽が落ちてマップに記された絵地図の風景が解らなくなってしまってからのことである。その気持ちは、不安とか恐怖などという言葉では表せない世界、どうしてかと言うとラリーだから、コンペティターだから、なのである。
チェックカードを持っているから疲弊した身体に鞭を入れて走れるのである。 そして、その1日の大地との格闘の終わりを告げるスペシャル・ステージフィニッシュライン、その存在を示すブルーの回転灯を見つけるのである。「ウッ」その瞬間、その灯りこそは、ラリーレイドモンゴルなのだ。その美しい大地に仕掛けられた闘いの美しい罠。1996年。THE 2ND EXPEDITION。Rally Raid MONGOLの冒険の旅は、ゴビ砂漠の更に深く、そして高潔なアルタイ山脈へ、1回大会で断念したハンガイ山脈へ、その軌跡を延ばしてゆく。さあ官能の大地へ。
神秘のアルタイへ、行くのだ。

大会会長 山田 徹

大 会 概 要

大会正式名称 The 2nd Rally Raid MONGOL 1996
        第2回ラリーレイドモンゴル1996

主    催  SSER ORGANISATION
        1436-1 HIRAI MATSUYAMA EHIME 791-02 JAPAN
        TEL:089-970-3603 FAX:089-970-3605
        MAIL : grovsser@mxa.meshnet.or.jp

大会格式    FIA/FIM公認国際格式クロスカントリーラリー
        FIA(Federation Internationale de l'Automobile)
        FIM(Federation Internationale Motorcycliste)

後  援    モンゴルオリンピック委員会他

日  程    1996年6月22,23日 松山にて特別車両検査と行政検査
        1996年8月13,14日 ウランバートルにて公式車両検査と行政検査
        1996年8月13日  チャーター機にて日本出発(松山空港)
        1996年8月15日  ラリー総合スタート
        1996年8月24日  ラリーゴール
        1996年8月25日  表彰式・プレスカンファレンス
        1996年8月27日  チャーター機にてモンゴル出発

全走行距離   5120Kmうちスペシャル 4890Km
               リエゾン 230Km  ※変更の場合あり

参加台数    モーターサイクル部門 40台
               国籍別  日本 36名(うち女性5名)
                    モンゴル4名
        オート・カミオン部門 12台
               国籍別  日本  25名

役 員 数   50名
        国籍別   日本 30名(うち日本人医師4名)
            モンゴル 20名
        アシスタンス用車両   ヘリコプター   2機〜3機
                    オフィシャルカー 7台
                    大型トラック  14台

テレビ放送(予定) NHK総合テレビジョン9月23日午後7時50分〜8時45分放送予定「君は感動の大地を見たか〜ラリーレイドモンゴル5000kmの格闘〜(予定)」。これ以外にも衛星放送が予定されておりますので、後報をお待ち下さい。

雑誌掲載(予定) 集英社発行の「Bart」17号(8月12日発売)に、第2回ラリーレイドモンゴルの特集が掲載されます。また、9月発売号には、ラリーに同行したBart 編集員がTeam IBMの活躍を中心に再度特集を掲載する予定です。乞うご期待!