TeamIBM News目次
8月12日付
8/13
8/14
8月9日付
8月9日付
・シート(レジャーシート)
8月9日付
●重近 大学の近くの何でも屋で、最後の買い出し。モンゴル出発に際して、気持ちはいつもと変わらないかな。
●西村 チャーター機がでる松山に向けて、機材を発送した。また、GPSからのデータをどう処理していくかのツメの打ち合わせをした。今は、とにかく忙しくて眠い。
●杉浦 モンゴルで使う、スコップ、ゴーグル、軍手などを買った。あとは、乾電池を36本、本日購入。これは、GPSで使うものです。
8月8日付
●重近 モンゴルでのデータ受け渡し時の、サーバーの設定に関する打ち合わせを15分。夜は自宅か大学でテストします。
●西村・杉浦 2人で行動。IBMにモンゴル使用の機材を車で運ぶ。その足で秋葉原へ。PCパーツ、ケーブル関連そして、2.8kg、青色 、\19,800の1人用テントを買った。杉浦くんは、ラップトップ型パソコン用のロールプレーイングゲームを買っていた。どうやらモンゴルで楽しむつもりらしい。
8月7日付
竹田:これまで3回ラリーでリタイヤしているんだけど、後から考えると、すべて自分の実力を越えてしまっていた。マシンや体の調子がよすぎて、欲がでたんだね。
大竹:いままで砂漠で体調を崩したことは?
大竹:10日間のラリーで、自分の生き方っていうか、人生がでるらしいですね。
竹田:一般に、砂漠といわれているところは80%が土漠、石がごろごろしているところ。あとの20%位がデューン、砂丘なんだけど、ゴビ砂漠は全部がデューンなんだ。だけど、デューンとデューンの合間の、路面の固いところを走っていけばいい。それにモンゴルの砂漠や草原で人のいないところはない。
竹田:一番ミスコースするのは、街の近く。それに街があっても、街中を通ってはいけない。いくらGPSがあっても街の道路に惑わされて自分の行きたいところに行けない。
8月7日付
四輪ドライバー 竹田
四輪ナビゲーター 井澤
エントリーNo.38 桑山
エントリーNo.39 岩城
エントリーNo.40 大竹
8月6日付
無事成功した。
8月5日付
広瀬「下手な男より全然うまいですよ、彼女たちは。だけど、ゴビ砂漠はゴビ砂漠なんだな(笑)」
−九十九里は九十九里なんですね。
「何が起こるか、分からないところですよ、モンゴルは。だから彼女たちには、道に迷ったり、車が故障してから、どうするのか、そんなことばかり教えている。速く走ることは、彼女たちが自分で練習して体得できる。だけど、広い砂漠でアクシデントが起こって、そこからが大事なんです」
−冷静に行動するということですか?
「たとえば、バイクが止まって、あれやこれやと動き回っていると、熱射病になってしまう。そんなときは、日差しを遮って、からだを休めながら作業をしないと。だから、しっかりした日除けシートを持っていけと彼女たちには言っている」
「けがをするかもしれない、命を危険にさらすことだってあるかもしれない。そんな中で、どうやってアクシデントに遭わないように走り続けるかなんです」
−彼女たちとはどこで?
「ピュアな気持ちでモンゴルを走りたいと思っている人、技術うんぬんよりもそんな人を探していた。そうしたら友人を通じて、彼女たちに出会ったんです」
「インターネット情報など、彼女たち3人にたくさん話を聞けばいいですよ。きっと毎日、面白い話がいっぱいです。ドラマばっかりじゃないですか。そういう意味じゃ、四輪の武田選手、彼はベテランだから、かえってアッサリしちゃうかも(笑)」
−3人はまだラリー経験が浅いんですが、どんなふうに走れと教えているんですか。
「私はよく言うんです。日本でふつうに道路を走るとき、ギリギリで走ったりしないでしょうって。同じようにモンゴルでも、50%の力で走ればいいんだと。それでタイムアウトなら、それがその選手の力」
−入賞だけが、ラリーじゃないんですね。
「ラリーは旅。異論はあっても、私はそういう考えでやっています」
広瀬氏も、ThinkPadを抱えて、サファリに乗るという。チームIBMの選手一人ひとりのドラマを伝えられればいいですね、と言っていた。なお、8/7の夜に、選手の方々に会うことになった。その模様は、出発直前のホームページで紹介します。
8月5日付
PCとプリンターの環境テストを行ってきた。
●バブルジェットプリンター(ThinkPad 555BJ):気圧によってどうなるかと思っていたが、意外にもすべての環境において問題なく稼動。PCと一体型のためモンゴル行きはこれに決定かな。
●ドットインパクトプリンター:氷点下で多少むらができ、一部印字がうすくなったが、気にならない程度。結露すると用紙が多少濡れて印字できない部分ができる。
●熱転写型プリンター:温度・気圧とも問題なく、これはいけると思ったが結露で大変なことに.....ロール全体に水滴が付着し、用紙がぼろぼろになってしまった。
●PCはすべての環境で問題なく動いたので大丈夫だろう。
●重近 金曜の夜から土曜にかけて大学で寝ていました。
●杉浦 モンゴルでの発電器からの供給準備をしていました。それと、モンゴルで使うコンピューター類の細々とした機器購入のためのリストアップかな。
●杉浦 モンゴルでの発電器からの供給準備。
●杉浦 ThinkPadのバックアップ・ディスクを作成しました。
●重近 8月6日にインマルサットB 64kbps送信テストのためKTI(国際通信施設株式会社)に行きます。その準備設定をしていました。
8月2日付
●ラリー期間中のデイリー・スケジュール表(予定)を元に、現地スタッフと東京スタッフのタイムテーブルを決めた(別表)。
●TeamIBMカー&バイクやライブ中継などで使用する機材のセットアップとテスト、そして梱包は殆ど全て慶応義塾大学の3人が行っている。
●電源供給はモンゴルでの大きな問題の一つだ
●記録メディアの問題
●モンゴル入国のための書類提出の確認とモンゴル行きチャーター機への積載品リスト提出の依頼、大会事務局からの支給物が近日個人に届くとの連絡が行われた。ちなみに支給物の中身は、シュラフ、シュラフカバー、草原の上にひくマット、特製大型バッグ、ヘッドライト(3個)だ。
●東京サイドでは、8/01に日本語版を公開し、現在は8/06の英語版公開の準備と同時にレース前日から更改する「ライブ・ホームページ」の制作にこれからとりかかる。ご期待ください。
●緯度経度をより把握するために、ミーティングではおおまかな緯度経度の座標が記入された地図を使い、その中から任意の場所を選んで、おおよその座標を求める練習をする。もちろん一切の道具を使う事は許されない。ほぼ全員が正解するものの、誤差が大きい者には他のメンバーが考え方のヒントを与え合う。
●続いて、先日行ったラリー・−メカニックを招いてのメカニック講習会の復習。
メモを見ながらでないと答えられないのがほとんど。まだまだ全員が共通して持っている不安材料のひとつだ。
●8月第一週に、最後の本格的実地練習(主として全員が不安に思っている、ゴビ砂漠を想定した砂走り)を行うことを確認してミーティングは終了。
●翌日は、事前に調ぺておいた秘密の練習場に緯度経度(GPS)で集合させた後、コンパスを使って監督がいるだいたいの場所を無線機にて連絡、探させるという「鬼ごっこ」をして遊ぶ予定。
○メンバーのひとり、岩城礼子は独自にホームぺ−ジを公開中。先日行われた車検の様子なども見られるが、本人の趣味であるハムスター飼育に開する話も多いという。デジタルカメラでもっと写真も入れたいがお金がないと泣いていた。
パリダカを始めとするラリーの大ベテランである武田。世界36ヶ国を一人で放浪した経験はあるけれど、モータースポーツは初体験の井澤。そして桑山、大竹、岩城の女性バイク3人組はいずれもラリー初出場ながらもそれぞれにエンデューロレースや国内ラリーでの優秀な成績を残していたり、オーストラリア7,000kmのソロツーリングを成し遂げていたりする。そんなさまざまな人間たちが、モンゴルという素晴らしい大地の中で素の人間になったとき、そこにどんなドラマが繰り広げられるのか。最後に控えた広瀬は、監督などと煽てられながらも、実はその瞬間を見届けることだけに密かな快感を求めているのである。
そんなFun Landなチームを理解応援してくださっているIBMをはじめとする協賛各社のみなさま、今年もまた素敵な舞台を準備していただいたSSER ORGANISATIONのみなさま、また一緒にモンゴルで遊んでもらえる仲間たち、そして応援していただいているすべての人々に、心からありがとう。
チーム監督 広瀬 達也
ラリーレイドといえば、とかく自然破壊などのイメージが持たれやすいものですが、そんな意味を持つFun Landをチーム名に付けることで、そんなイメージが少しでも払拭できればという思いを込めました。また同時にIBMという大きな企業が協賛していただいたことについても、それが競技においての成績を重視したものではなく、そんな意味で結成されたの、まさに精神的な部分を御理解いただいたという事実をより明白にするためにも最適なことと判断するものです。
もちろん、このFun Landの名を付けることにより広瀬の作品を応援してくれている全国の読者が、有形無形のさまざまな形でチームを応援、参加してもらえるような体制をさらに取って行きたいと考えております。たとえばそれは、チームのTシャツを協賛という形で販売することにより記念品として残すとか、大きな大漁旗を製作し、そこに応援してくれた人々の名前を書き入れ、毎日のキャンプ地に立てるなど、いずれにしろ応援してくれている人々が共にラリーレイドモンゴルを楽しめるような方法です。小さいけれど、そんなユニークなラリー参加もまた、インターネットや各方面の雑誌などでの注目を集め、ひいては貴社製品の存在感をアピールすることにもなると考えております。
チーム監督 広瀬 達也
テレビ放送(予定) NHK総合テレビジョン9月23日午後7時50分〜8時45分放送予定「君は感動の大地を見たか〜ラリーレイドモンゴル5000kmの格闘〜(予定)」。これ以外にも衛星放送が予定されておりますので、後報をお待ち下さい。
雑誌掲載(予定) 集英社発行の「Bart」17号(8月12日発売)に、第2回ラリーレイドモンゴルの特集が掲載されます。また、9月発売号には、ラリーに同行したBart 編集員がTeam IBMの活躍を中心に再度特集を掲載する予定です。乞うご期待!
今後のスケジュール 東京スタッフ 大林
8/12
参加者は松山に集合
ルートブック(コマ地図)配布 12:00〜18:00
装備品検査失格者最終検査
ビア・パーティー 19:00〜21:00
公式ブリーフィング 9:00〜11:00
チャーター機松山出発 14:00
チャーター機モンゴル・ウランバートル着 19:00
競技役員ミーティング 21:00〜23:00
記者会見 14:00
BUSにて出発 16:00〜18:00
パルクフェルメ 22:00〜8/15 7:00
※22:00までに再車検を求められた車両は再車検を終了しパルクフェルメに申告して入らなければペナルティが課せられる。
8/15
LIAISON START 7:30 MOTO 8:00 AUTO
GRAND START 10:00 MOTO 10:40 AUTO
ライブホームページ最終打ち合わせ 東京スタッフ 大林
井元を交えてのホームページ制作スタッフ最後の打ち合わせ。8/01のホームページ開設以来、毎日にTeam IBMニュースの更新の他に、8/14(予定)から登場する「ライブ・ホームページ」の準備を行ってきた。現地から井元が記事や写真をある程度編集して送ってくれることになっているが、今日は基本構成についての確認や受け渡しファイル名の「ルール」などを決めた。
備品リスト モンゴルスタッフ 酒井
モンゴルへ行かれるみなさん。
出発まで残り少なくなりました。準備はいかがでしょうか? チームとしてシェラフやマット等大きなものは準備済ですが、以下に個人として持参しておいたほうが良いと思われるもの をリストアップいたしましたので参考にしてください。
・ウエストバック
・サングラス
・水筒
・軍手
・リップ(空気が乾燥するため)
・ミニスコップ(自分のトイレは自分で作ろう!)
・トイレットペーパー(2ロール)
・携帯用灰皿(重近さん、酒井)
・???(あのなんて言いましたっけ。一つの鞘からナイフとか缶切りとかドライバーとかとかででくるやつ)
・スニーカー&サンダル
・タオル
・筆記具
スタッフの今日 モンゴルスタッフ 花田、重近、西村、杉浦
●花田 午前中は、朝納品されたばかりのモンゴルに持っていくデジタル・スチル・カメラをセット。午後は、パソコンにデジタルカメラのソフトを導入したり、(日本IBM)北城社長に出発前の挨拶をした。出発前にやることが多くあっという間に過ぎた。
スタッフの今日 モンゴルスタッフ 花田、重近、西村、杉浦
●花田 昨日はプリンター用としてモンゴルで使う予定の555BJのイーサネット2台のセットアップをした。引き続き今日は、自分用ThinkPad 560のセットアップ。
Team IBMメンバーによる座談会 モンゴルスタッフ 井元
Team IBMのメンバーが全員集まって、出発前の座談会が東京の某所で行われた。
出席者:広瀬、竹田、大竹、井澤、桑山、岩城、大竹
大竹:調子がいいっていうのは必ずしもいい結果に結びつかないんですね。
竹田:慎重にならずに、大胆になり過ぎたんだ。完走しているときは、マシンの調子が悪いなとか、体調がよくないなとか、毎日気にしていて、気がついたら完走していた。成績はよくないけど。
竹田:なにを食べても平気だけど、去年かな、暑いから毎日6リットルの水を飲んでいた、飲まなきゃいけなかったんだけど、そうしていたら一週間目位に・・・
大竹:ドーッと?(笑い)
竹田:そう、ドーッと。それでも「あと一日走ったらリタイヤしよう」と毎日思いながら走っていたら完走してしまった。
大竹:水は生のまま飲まない方がいい?
竹田:人によるけどね。でも、病気って、弱気になったとたん体にくるよ。
井澤:海外の下痢って、正○丸は効かないやん?
大竹:え、どうするんです?
井澤:そのときは休養。
竹田:この薬を飲めば、絶対治ると思って飲む。それと病人を病人扱いしない。病人扱いすると、一週間たっても治らない。
井澤:そうそう。
大竹:私、足の指と背骨を折ったことがあるんですけど、折ったことも、治ったことも気づかなかった。あとでレントゲン撮って、先生に指摘されて初めて知ったんですよ。
井澤:すごい!
大竹:そう、折れてたらしい。(笑い)
竹田:人生っていうか、自分の実力がわかる。自然の中では自分はこんなに小さな存在だっていうことが。
大竹:無力だなって?
竹田:自然を相手にするスポーツって、現実を素直に受けとめることができる。失敗を他人のせいにしたって、マシンがなおるわけじゃないからね。とにかく前に進まなきゃ。
大竹:監督の広瀬さんにいわれたんだけど、「マシンは壊れない、自分が壊してしまうんだ」って。
竹田:壊すことは絶対ある。ただその時、どうやればなおるかってことを考えない。
大竹:えっ?
竹田:そう考えるとなおす方法が思いつかない。いま出来ることになにがあるかなと考える。たとえば針金で吊すとかひもで縛るとか、バーッと100くらい。
大竹:ハハハッ。(笑い)
竹田:そこで現実をみて合わないことを消していって、残ったものがいま考えられる最善の方法なんだよ。そうやってダメなら次を考える。すると日本では考えつかないアイデアがでてくる。
大竹:覚えていること、すべて忘れちゃうんだよね。
竹田:パンクして、タイヤがなくなってもホイールだけで走るとか、バイクだったらタイヤにわらを詰めたって走れる。実際それでキャンプにたどり着いたチームもあるんだ。
大竹:ふーん、なるほどね。
大竹:ちょっと安心したかな。
大竹:日本なんか、特にそうですよね。
竹田:それと、道に迷ったらタイヤの痕をみる。現地の車でブロックパターンのタイヤ痕はないから、そのあとをついていく。それだけで完走できることもある。でも迷っている車もいるから、その時はジャンプしているタイヤ痕をみる。スピードがでているということは、その車が迷っていないということだからね。
Team IBMメンバーによる、ラリー開始前のひと言 モンゴルスタッフ 井元
監督 広瀬
たくましい女の子と、頼りになる竹田さんと、不気味な存在ではありますが、これまた楽しそうな井澤さんと、いよいよわがTeam IBMはモンゴルへきます。
監督として望むことは、とりあえずみんなが無事で、多少怪我してもかまいません。無事で、リタイヤしようが完走しようが優勝しようが、楽しかったと、みんなの笑顔がみられたら幸せだと思っています。
一週間後のスタートを前に少しずつ盛り上がってきて、何とか完走したいなと、チームとして全員完走出来るように、車の方も全力でサポートして、いい結果を出したいと思っています。
モンゴルへ行くのメッチャ楽しみなんですけど、ちょっとこわい気もするんです。でも一生懸命がんばります。よろしくお願いします。
スポンサーのみなさんや、たくさんの仲間たちの力で今回ラリーレイドモンゴルにエントリーできることを本当にうれしく思っています。とりあえず一生懸命走るしかないと思っています。
あと一週間になっちゃって、夢みたいな気持ちがしています。モンゴルの砂漠が走れるといいなと思いつつ、砂漠まで行けるといいなと思いつつ、とりあえず頑張ってこようと思います。はい。
もう一週間後に迫っったんですけども、ほとんど人ごとで、本当に走るんだろうかという気分で、ここまできたら不安もなにもなくて走るしかないなって感じです。あとはもう、いろんなことがあると思うんですが、それを自分の楽しみにするというか、マイペースでいろんなものをみて、いろんなことをしてこようかと思っています。
スタッフの今日 モンゴルスタッフ 重近、西村、杉浦
午後は3人で行動。
KTI(国際通信施設株式会社)に行って、モンゴルラリーで実際に使う電話とルーターをインマルサット経由でISDNの回線を使ってつながるかどうかテストした。
広瀬監督へのインタビュー モンゴルスタッフ 井元
8/5(月)15:00、広瀬氏と会う。先週末に、女性ライダー3人と、九十九里の砂浜で練習をしたという。ラリーやインターネットなどについて話した。
PCとプリンターの環境テスト結果 モンゴルスタッフ 酒井
モンゴルの環境は厳しい。
キャンプではみんなからの応援メッセージをプリントアウトしてボードに貼り出して参加者に読んでもらう。昼間の灼熱と、夜の冷気に耐えるプリンターを選んで持ち込まなければならない。
持参したマシンはPCがThinkPad 560、ThinkPad 755CX、ThinkPad 555BJ、プリンターはバブルジェット プリンター (ThinkPad555BJ)、ドットインパクト プリンター、熱転写型プリンター、レーザープリンター。
※このうちレーザープリンターは、私の運転が乱暴だったためか(モンゴルよりはるかに環境は良いはず) 福知山に到着した時点で動かなくなってしまい、したがって環境テストには至らなかった。
※加減圧は1分間で500mmHgまで気圧を下げた。
45℃ −5℃ 加減圧
760〜500mmHg結露 バブルジェット ○ ○ ○ ○ ドットインパクト ○ △ ○ △ 熱転写 ○ ○ ○ ×
※プリントテストは、各環境下で1時間放置した後にテスト。
8月3・4・5日付
スタッフの週末 モンゴルスタッフ 花田、杉浦、重近
8月3日(土)
●花田 モンゴルで使用する小型のスコップを買いに行った(各個人で準備することになっている)。
8月4日(日)
●重近 Internet World EXPO1996のRally Raid MONGOLのメーリングリストの設定をしていました。藤沢キャンパスの停電の準備(研究室など)。
8月5日(月)
●花田 ラリーに備えて義務づけられた血液検査。といっても、極々普通の血液型判定のみ。
IBMスタッフミーティング第4回 東京スタッフ 大林 学
ラリー運営デイリー・スケジュール於:日本IBM本社
このミーティングは第4回目で、出発前このメンバーが一堂に会するのはこれが最後だ。
出席者:IBM 酒井、花田、松崎、慶応義塾大学 重近、杉浦、西村、中村、インフォ・クリエイツ 井元、大林、第一企画 高木、山口、那須
これまでは、第1回目(6/26)はIBMでキックオフ、第2回目(7/02)はKDDでインマルサットについての説明を受け、第3回目(7/16)はIBMでホームページの最終企画説明と各種決定事項、問題点の確認を行った。
モンゴル・東京間のデータ受け渡し(JPEG,TEXTファイル)のための"ポスト"の設置と受け渡しテストは近日中に行うことにする。
(予定であり、日によって変更あり またStreamWorksの中継時間も未定)
Mongolia
Time
Internet ※東京スタッフ
スタート MOTO
AUTO
ETAP撤去作業開始
ヘリ移動
ETAP設営
MOTOゴール
AUTOゴール
暫定リザルト発表
プレスコンファレンス(23:45)
起床
朝食
ブリーフィング(5:30〜5:45)
スタート
6:00
7:00
8:00
9:00
10:00
11:00
12:00
13:00
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00
19:00
20:00
21:00
22:00
23:00
24:00
1:00
2:00
3:00
4:00
5:00
6:00
7:00
StreamWorks中継
起床
先日のレース画像受信
先日のレースの模様UPDATE
StreamWorks中継
暫定リザルト受信
暫定リザルト掲載・就寝
起床
●「応援電子メール」の受け付け方法を現在の電子メールからネットスレッドに変更することにした。
ネットスレッドは一種の「電子掲示板」である。自分が書き込んだメッセージが即時ホームページ上に掲載され、アクセスした人はそのメッセージを見たり、それに更にコメントを書き込むことができる。勿論、日本そしてモンゴル双方から書き込める。近日中に"工事"・変更される予定。
すでにIBMスモールプラネット日本のホームタウン・ホームページの「井戸端会議」やインターネット・ウェディング「祝辞」などでも使われている
今日はセットアップとテストを終えて梱包されたStreamWorksエンコーダーと関連機材が持ち込まれた。これを松山(空港)に送る。今日のミーティングの帰り際には、新たにTeamIBM用のThinkPad560とPC110が手渡された。これからこれにデジタルカメラやGPSを装着し、その設定を行うわけだ。
ベースキャンプでは発電器で各種電子機材の電力を賄う。機材の消費電力は相当な量になる。たとえば衛星を経由しての接続のために「インマルサット」を使用するわけだが、このフラットアンテナから衛星に向けて発信する電波の出力は電子レンジ内部並かそれ以上だそうだ。
夜どおしで発電器を稼働させるために、参加者やスタッフはみんな耳栓をして眠る。翌日使用のバッテリーの充電などのために発電器を止めるわけにはいかないのだ。
PC110やThinkPad560の電力は内蔵バッテリーによって賄われる。GPSデータをラリーカーからキャンプへと無線発信するためにはThinkPad560にUPS(無停電電源装置)を接続しここから電力を得る必要がある。ラリーカーのバッテリーからの電力供給は、バッテリーに負荷がかかりすぎるので無理なのだそうだ。(余談になるが、Team CarGraphicのPAJEROはエアコンをきかせて走行できるほどの強力なバッテリーを積んでいるらしい)
カー&バイクに搭載されるPC110やThinkPad560が記録する画像や位置情報などのデータはメモリーカード(PCMCIAカード)に記録される。実際、内蔵ハードディスクからシステム・ソフトを起動した後はハードディスクの回転を止めてメモリーで賄う。
これはレース中の車体振動がハードディスクをクラッシュさせる程になることから記録データを保護するためと、消費電力の節約のため。通常2つしかない(PCMCIA)カードスロットは両方ともメモリーカード、ビデオキャプチャーカードにとフル活用されている。GPSシステムはどこから接続するのだろう・・・
7月29日付
Team lBMミーティングおよび練習 Team IBM監督 広瀬
●ミーティングの場所は、その度に変わります。そしてその集合方法もケース・バイ・ケースです。
前回は緯度経度に慣れるためにGPSを使ったポイントに集合。今回は、CAP(方位)に慣れるために、コンパスを使ったCAPと距離で集合場所を特定する練習とした。あくまで直線でしか表示しないGPSやCAPなどだが、実際には直線的な道などほとんどなく、地図などでおおよそのポイントを決めてから探し出さなければならない。東京都世田谷区の「二子玉川園の駅からCAP315度で、距離約700の場所にあるファミリーレストラン」が今回の指示。バイクで来る者、会社帰りにスーツで来る者・・・さまざまだが、多少の遅れはあるものの無事全員集合。
1.チェーントラブルの際の処置法
2.毎日の車両メンテナンス法
3.川渡り時などにおいて発生する可能性のある「水没時の処置法」
一時帰宅し、再び同じ場所に集合して夜間練習。夜間練習は、各自に分からないように各自のマシンの燃料を抜き(約30kmほど走行可能な程度に)、湘南方面へと走る中原街道をひたすら走らせる。各自所持金は200円のみ。開いているガソリンスタンドも少なく、金もないが「誰かがガス欠になった時点で知恵を出し合って各自の家に帰ること」が指令だ。本来は各自単独行動が望ましいものの、モンゴルとは違い暴走族や怪しいヤツと遭遇する危険性もあるため、今回は3人一緒の行動を義務付ける。
深夜、3人とも帰宅した旨の連絡がそれぞれにあり。1人がガス欠になった時点で、自宅に一番近い森山さんがほかのメンバーが持っている200円も預かり、途中の開いているガソリンスタンド(モンゴルでは村と仮定)で給油、自宅に引き返し金を準備して今度は満タンに。それを他のメンバーに分け与えたという。
パニックに対する心構えや度胸付けするつもりの練習方法だったが、けっこう楽しんでいるようなので、次回は本気でパニックに陥れるくらいもっとハードな設定を、イジワルな監督は考慮中。
石ころだらけの場所あり、砂場あり、1mほどに伸びた草地あり・・・。つまり走るだけでもちょっと難しい状況の中で、なおつねに周囲にも注意を怠らないようにする練習。数回行い、一番多く探し出した者にはアイスクリームのご褒美が準備される。もちろん練習はモンゴルで走るときのフル装備。ピーカンな相当ハードな暑さである。
私たちのモットーは“Fun Land”
私たちのモットーは“Fun Land”です。
Fun Landとは、つまり大地を楽しむ、だからこそできるだけ大地を大切にする、そして大地に暮らすものと交流・友好を深める。もちろん大地とは地球のことであり、地球とそこに住むぞう物に対しての、そんな思いを山ほど詰め込んだつもりです。そしてチーム全員がじつにバラエティに富んだメンバーとなっているのも、そんな思いを素晴らしく仕上がった地球と人間との共同作業の結果である、ラリーレイドモンゴルという舞台で実現したかったからです。広瀬監督からのメッセージが聞けます
チームの名称について
チームの正式名称は、Fun Land Team IBMとなります。
Fun Landとは、チーム監督をさせていただいている広瀬が、その紀行文を中心とした文筆活動における永遠のテーマとしているものであり、“大地を楽しむ、そのためにには大地を大切にする、そしてさらには大地に住むすべてのものたちとの交流・友好を図る(大地=地球)”などという意味を持ちます。