市章の意味

 「フ」と「中」をデフォルメし,円満のうちに大きく発展・上昇する意味を表しています。 昭和29年(1954)6月28日制定。



府中から世界へ
ふれあいと創造の都市(まち)

 地域社会に根ざした高級婚礼家具,みそ,繊維製品などの製造品は,歴史と伝統が 育ててきました。そして府中市は,昭和38年(1963)に備後工業整備特別地域 に指定され,内陸工業都市として発展し,今や工業製品は国内にとどまらず広く世界 中に輸出されています。中でも,建設機械,印刷機,釣具,ラジコン等はハイテク工 場から生まれ,高度な品質と技術力を世界に誇っています。このように,府中市は国 際化時代にふさわしい都市へと発展を続けています。


府中の高級婚礼家具



木にこだわるまちづくり
木工のまち府中


府中市立総合体育館
「ウッドアリーナ」

 高級婚礼家具の産地として名高い府中市。はじまりは元禄年間の終わりごろといわ れ,伝統の技を磨きながら,常に新しい感覚を取り入れて発展してきました。その技 術を生かし,現在では家具分野から住宅内装・建築分野へも進出。全国でも珍しい木 造の本格的な体育館「ウッドアリーナ」や,木をふんだんに使った公民館「クルトピ ア」を順次建設するなど,木工のまちにふさわしい「木」にこだわったまちづくりを 進めています。



21世定へはばたくこどもたちへ
POM府中市こどもの国

 次代を担うこどもたちが,豊かな自然環境と高度で独創的な施設の中で,個性と創 造性を養い,親と子のふれあいをとおしてのびのびと育ってくれたら‥‥。そんな願 いを込めたPOM府中市こどもの国は,平成3年(1991)から着手し,中心施設となる 児童会館が1993(平成5)年3月に,平成6年(1994)3月にはこどもの広場が完成。 そして平成7年(1995)3月に桜づつみ・水辺のプラザが完成し,グランドオープンしま した。児童会館内や屋外の広場には,毎日,こどもたちの楽しそうな笑い声がこだま しています。


POM府中市こどもの国



鮮やかな羽を広げて国蝶が乱舞
オオムラサキの里


国蝶オオムラサキ

昭和55年(1980)夏,女の子が2匹の大きな蝶を見つけたのがきっかけでした。鮮や かな紫色の羽根を広げてはばたくその蝶は,国蝶オオムラサキ。その美しい姿に心を 奪われた地元の人たちが,翌年「オオムラサキを守る会」を結成し,以来今日まで保 護・飼育しています。現在では,15m四方,高さ6mの大型保護ネットの中で,毎年 6月中旬から7月下旬にかけて1000匹近くの幼虫が羽化しています。また,毎年7月 の第1日曜日には「オオムラサキ蝶を自然に帰す集い」がこのオオムラサキの里で行 れています。


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