1955年ごろになっても、公衆電話にはあいかわらずの長蛇の列ができ人々をイライラさせました。たばこ屋の店先もまたしかり、喫茶店の電話もまたしかり。そこへ交換台を設置し、各テーブルに電話機をとりつけたテレフォンカフェが登場します。多くの人に喜んでもらった反面、悪用されるケースも少なくなく、自分の名刺にその店の電話番号を刷り込んで事務所がわりに使う連中も現れたといいます。彼らは、毎朝、開店と同時にあらわれる図々しさだったとか。