偉大なる発明=電話を完成させたばかりのベルを訪ねた日本人がいたことをご存知ですか。米国に留学中の伊沢修二と金子堅太郎のふたりです。 「この機械を工夫したとき、わたしはハーバード大学で声音生理学の教授を担任していた。日本の伊沢はその当時私の門下生であったので、電話機ができるとただちに来て、日本語の通話を試みた。だから世界の言語のうち真っ先に電話を通ったのは英語で次は日本語ということになる」 その頃の思い出を、後にベルはこう語っています。