NTTでは、1980年聴覚障害者のために、骨伝導方式の電話機「シルバーホンひびき」を販売しました。そして、その技術を応用して新たに聴覚障害者用のステレオヘッドホンを開発し、ロックやポップスのコンサートで使用してきました。1993年には、クラシック音楽・映画などにも対応できる、改良型ライブホン「ときめき」が完成し、全国各地で開催されるコンサートなどで、耳の不自由な方に音楽を楽しんでいただいています。  ライブホン「ときめき」を利用する際には、一人ひとりの聴覚レベルに合わせて、あらかじめ音量や音域、バランスなどを調整するフィッティングが必要です。これまでは専門の技術者がその作業に当たっていましたが、現在では、機器を改良した結果、NTT社員が手話通訳の方と一緒にボランティアで行っています。