昭和47年(1972)の公衆網の開放を機に、一般企業の事務用通信として一躍脚光を集めたのがファクシミリでした。さらに昭和56年(1981)9月にファクシミリ通信網(Fネット)サービスが開始されたこともあり、ファクシミリはビジネスの世界には欠かせないツールとなりました。Fネットは、情報(原稿)の蓄積方式で「一斉同時通信」や「ファクシミリボックス」など多彩なサービスを実現。また、距離に関係なく原稿枚数によって料金が決まるので、遠距離に送るほど電話よりも通話料金が有利となりました。