「電気通信と空」ツアー 3/6
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朝日新聞社提供
1897年(明治30)、初めて東京−横浜に初めて敷かれたケーブルは、長距離電話網の拡大を促すこととなり、国内はもちろんのこと、日本と満州、樺太を結ぶネットワークとなっていきます。ケーブル自体の重さを支える必要がなく、交通上の都合、風雪火災の障害を受ける心配がないため、ケーブルは、電話線に代わってどんどん増大していきます。空を覆っていた何本もの「ソーメン屋」のような電話線、柱のように並ぶ電柱が姿を消してゆきます。急に明るく広くなった空をポカンと見上げる人もいたことでしょう。