港湾電話サービス
 船舶から一般の加入電話と直接通話ができる我が国唯一の無線電話として、昭和28年8月にサービスを開始しました。通話が可能な海域は、阪神・京浜地区を始めとして順次拡大し、伊勢湾・門司港・清水港などの主要港湾をカバーしていました。
 レンタル料は当初2,600円の日額制で、外航船舶で多く利用され、初年度約1,500隻・次年度約4,000隻と毎年増加していきました。
 船舶に設置される移動無線機は1チャンネルをもち、電波の効率的利用から同一回線を複数の船舶が共同使用し、通話の接続はすべて交換手を経由して手動で行いました。