毎日新聞社提供
第1次世界大戦後、工業の発展とともに都市社会が出現します。1916年には労働立法の施行により8時間労働が定着、それまで農場では夜明けから日没まで、工場では12時間以上の拘束が一般的だった労働者たちに余暇時間が生まれます。このとき急速に発展したのがレジャー産業であり、その一つが活動写真でした。自動電話の講習にもこの人気の活動写真が使われ、説明は各館の弁士が行うという豪華ぶりだったとか。