今でこそ当たり前とされている自動交換への変換は、電話方式の革命でありました。デパートや学校では講習会が開かれ、一度に600〜1000人の人が集まりました。彼らのなかからは「0は回す必要ないのではないか」などという素朴(?!)な疑問が飛び出したり、自動的に度数計が進み料金が取られる仕組みを目の当たりにして、これまで交換手に免除してもらっていたまちがえ電話も、「たいへんな損をするものになる」とささやきあったりと、かなりの混乱を持って向かい入れられていたようです。