通話料金度数制への移行は、世間の注目の的であり、その日最大のニュースとして報道されました。度数制導入の背景には、均一料金の不合理改善と、電話線拡張のための財源確保、そして無用通話によって生じる話し中の減少などの目的がありました。一日中つなぎっぱなしというものさえあって「お話中」の苦情が耐えないというのが実状だったのです。基準料金40円以下、一通話2銭が基本的な料金基準となりました。