新橋−横浜間に鉄道が開通したのが1872年。遅れること18年、東京−横浜の間で電話事業が開始されました。一通話5分間で15銭。『陸蒸気(おかじょうき)』の乗車賃は新橋−横浜間、53分で、片道上等75銭、中等45銭、下等25銭。電話の登場は、陸蒸気によって縮められた新橋−横浜の距離をさらに驚異的に縮めることになりました。