加入者が多くなると交換操作が不便となる単式交換機に変わって、各交換台に収容されている加入者の対応ジャックのほか、その局すべての加入者に対してジャックを複式に設け、どの台からも加入者に接続できるようにしたものが複式交換機です。これにより単式交換機のように他席の交換手に中継を依頼する必要がなく、能率的な交換操作が可能になりました。以来、明治、大正、昭和の三代にわたって使用されました。