壁画(背景画)



大黒湯壁画
  記録に残っている銭湯の壁画・第一号は、大正元年に登場しました。この年神田猿楽町の銭湯「キカイ湯」の主人が、画家・川越広四郎に絵を描いてもらったのが、銭湯の壁画のルーツとされています。近代の銭湯の壁画には決まって山水が描かれました。日本人は清潔を愛すると共に、山紫水明の風景を極めて好みました。当時の庶民は、湯にひたり山水を眺め、浪曲をうなるなどして、英気を養ったのです。又、縁起ものの絵も多数描かれました。こうして、昭和20年から30年代にかけて、銭湯の壁は、実に様々な壁画によって彩られました。その代表的な壁画をご覧下さい。


鶴の湯壁画


桜湯壁画


千代の湯壁画


常磐湯壁画