施主夫婦は、濡れ縁の向こうの低い生け垣越しに近所の知り合いの人と挨拶を交わすというような、日本の家屋の伝統である開放的な住まい方を楽しまれていた。この新居でもそうした住まい方を可能にするべく、キャノピー用のテント地の布を建物外周を包み込むカーテンとし用い、それを天候、季節、時間、気分などに応じて開閉することで、視線や室内環境を自在にコントロールすることができるようにした。